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千手寺開創1300年記念
木造千手観音菩薩立像
保存修理事業
本尊修理について
平安時代造立以後、本尊の修理記録は何も残っていません。
現在、本尊の手と腕が離れたり、金箔の剥離がひどくなってきており仏像としての状態は決して良くありません。
本尊修理について地元信徒総代と共に協議していましたが、有難いことに公益財団法人三菱財団が実施されている文化財保存修復事業助成(2023年度)を受けることができました。
これを契機に京都府と京丹波町、地元信徒妙楽寺区の皆様にも補助金をお願いして、なんとか修理の目途が立ちました。
修理業者は、蓮華王院本堂(通称三十三間堂)の国宝千体千手観音立像の修理をされている公益財団法人美術院です。
修理期間はおよそ2年で、金箔剥離の押え、害獣被害箇所の修理、不足持物の追加などで、見た目が新しくなるのではなく、あくまで昔のお姿を大切にして後世につなげる為の修理です。
この修理事業に際して、財団法人三菱財団、京都府教育委員会、京丹波町教育委員会、地元妙楽寺区の信徒の皆様、各位のご協力とご理解を頂きましたこと衷心より感謝申し上げます。
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